メタボリックシンドロームとアディポネクチン
メタボリックシンドローム、内臓脂肪が増えてくると減少してくる脂肪細胞から分泌される善玉たんぱく質がアディポネクチンです。アディポネクチンには血管の傷を修復する働きがあります。アディポネクチンは普通は血液中を多く回遊している成分です。このように脂肪細胞にはいろいろな役割がある事がわかってきています。
脂肪細胞の一番大きな役割は摂取したエネルギーの余剰分を蓄えておく事です。飢餓の連続だった生物の生み出した生きるための生命機能です。それから脂肪細胞にはいろいろな身体のための生理活性物質を分泌する働きがあります。脂肪細胞は内分泌細胞でもあるのです。生理活性物質には2種類あります。動脈硬化を防いでくれる善玉成分と、反対に動脈硬化を進めてしまう悪玉成分です。
普通は善玉成分とと悪玉成分のバランスが取れているのですが、内臓脂肪が多くなってくると、すなわちメタボリックシンドロームになってくると善玉のアディポサイトカイン・生理活性物質が減って、悪玉アディポサイトカイン・生理活性物質の分泌が過剰となってきます。メタボリックシンドロームまで行かなくても内臓脂肪の蓄積には要注意なのです。
